リフォームさん|リフォームに関するWEBマガジン

リフォームのニュース、費用に関する悩みなどを体験に基づいて説明します。

リフォーム業界にてSNSで集客に成功している事例

リフォーム業界にてSNSで集客kに成功している事例メモ

f:id:reform-ojisan:20200123115212j:plain

リフォーム業界の集客にSNS活用している事例

 

ココテラス YouTubeで集客 累計70本の動画を投稿

 You Tubeを活用した集客に注力しているのが、賃貸リフォームFC事業「イメチェン」を展開するココテラス(東京都港区)だ。昨年4月から本格的に取り組み、加盟店のための集客を目的としている。

投稿する動画はリフォームやリノベーション、空室対策など。月10本ほどアップロードしており、累計70本以上にも上る。1本あたりの再生時間は2~10分弱だ。再生回数は多いものだと1万弱を稼ぐ。チャンネル登録数は約700。イメチェンに関するウェブからの反響は月5件程度で、昨年12月、You Tubeがきっかけという反響を初めて得た。毎月徐々に問い合わせが増えてきていると篠原昌志社長は話す。

 動画は全て自社で制作しており、ターゲットである賃貸オーナーや投資家が求める情報を想定して企画。制作で特に注意している点は分かりやすさだ。専門用語の使用を避けるなどの工夫をしている。例えば「築48年のボロボロマンションをリノベーションすると新築同様になります!」と題した動画では、実際の物件の中で篠原社長がどのように改修したのかを解説。壁をふかすメリットを説明するなど、一般ユーザー目線の制作を心がけている。

 動画において最もクオリティに差が出るものは音声と話し、ピンマイクを使用するこだわりをみせる。聞き取りやすいか聞き取りにくいかの違いは重要だ。また、肌の色にも気を配る。物件によって明るさが全く違うため、編集時には肌色に近づくように修正する。

 さらに、サムネイルにも妥協しない。「サムネイルでクリックされるかどうかが全く違う」と話し、写真はもちろん、文字のフォントや色、大きさなどさまざまな要素に手を抜かずに制作している。約1時間かけるほどの徹底ぶりだ。

 石垣雅之CMOは「SNSはすぐに効果が出ると思われがちですが、半年くらいは成果が出ないので我慢が必要。当社も昨年11月くらいから一気に問合せが増えました。半年、一年と地道にこつこつ手を抜かずに続けることが大事です。また、YouTubeは他のSNSと違って、ユーザーが昔の投稿でも観ますし、急に再生数が伸びることもある。投稿数の多さが重要です」と話す。

 YouTubeに注力する理由について、石垣CMOは以下のように語る。「写真や文字より動画の方が5000倍情報量は多いと言われています。サービスの特徴を十分伝えられます」

 今後、オンラインセミナーを展開する予定。「家主を集客するので、直接当社の売り上げにはなりません。集客した家主を加盟店に紹介し、満足していただくことを目指しています。リフォーム、リノベーションのカテゴリーで1番を狙いたい」(篠原社長)

【リポート/編集部 本庄】

 

ニューユニークス インスタフォロワー4万越え 集客、採用活動に影響

写真のカット、投稿文にもこだわり
 インスタグラムを活用し、問合せ数の向上に成功しているのがニューユニークス(東京都渋谷区)だ。2017年にアカウントを開設し、翌年から本格的に運用。当初、問合せのきっかけにインスタグラムを挙げるユーザーは1%にも満たなかったが、2019年には約18% を占める勢いを見せた。一昨年行ったホームページのリニューアルなどが功を奏し、問合せ数が倍増しているため、インスタグラム活用の効果はかなり大きいといえる。

 同社のアカウントの投稿一覧を表示すると、洗練されたデザインの施工事例がずらりと並ぶ。空間全体のカットを投稿している点が特徴的だ。広報アシスタントディレクターの西出光恵氏は「リノベーションの施工事例というより、おそらく空間を楽しみたいユーザーがほとんど。そのため改修前後ではなく、パッと見て素敵と思える写真を載せています」と語る。

 投稿文は、タイトルのような文言と2、3行の文章、タグでまとめている。例えば、マンションリノベーションの事例では「ミッドセンチュリーの気風」、「ミステリアスなグリーンで壁全体を塗装。クラシカルなパーケット模様の床がヴィンテージインテリアの重厚感を際立てます」と表現。空間の魅力をより伝えるような言葉で表現している。

 また、より多くのユーザーに閲覧されるよう工夫しているのが投稿時間だ。夜9~10時の閲覧が多いことから、ツールを使って毎日夜10時に自動更新するように設定。臼田英司社長は「毎日同じ時間に投稿することで、ユーザーの習慣になっていく」と話す。

ニューユニークス 洗練されたデザインの施工事例がずらりと並ぶ洗練されたデザインの施工事例がずらりと並ぶ

1日のフォロワー増加数は約50人
 アカウント開設当初は週1、2回の頻度で更新していたが、2018年に当時新入社員の西出氏が担当になってから運用を本格化。1日におけるフォロワーの増加数は、2、3人から約50 人へと大幅に伸びた。現在、フォロワー数は約4万5000人。1つの投稿に対し、いいね数は500~1000、保存数は100~300 。ホームページやインスタグラムでの取り組みに注力した結果、ユーザーの質が変わったと臼田社長は話す。「クリエイティブな見せ方をしているので、それに共感するこだわりの強いお客様が来るようになりました」

 さらにインスタグラムの影響は採用活動にも及ぶ。昨年行ったインターンシップに参加した学生のほとんどが、応募したきっかけにインスタグラムを挙げている。今後、採用活動に有効なツールとして注目できそうだ。

 「自分が暮らしたい空間や、家族と好きな物に囲まれる暮らしを容易に実現できるのがリノベーション。好きな物をストックできるツールのひとつがインスタグラムだと思います」

【リポート/編集部 本庄】

 

東京テアトル リノベの魅力を動画で発信 改修後のライフスタイルを表現

施主夫婦出演のイメージビデオを製作
 東京テアトル(東京都新宿区)は、ウェブを中心に集客活動を展開。特に力を入れているのが、動画やSNSを活用した「Renomama」というリフォームブランドの認知度向上だ。

 例えば、映画監督の冨永昌敬氏によるイメージビデオの製作。第一弾の動画の中では、こだわりのポイントや、どんな家をつくりたかったのかを施主自らが、ホームパーティーというストーリーの中で紹介している。会場は本物のOB宅で、施主夫婦とスタッフが出演している。

東京テアトル OBとスタッフが出演し、リアルな暮らしを伝えるOBとスタッフが出演し、リアルな暮らしを伝える

 この動画は、「Renomama」のホームページ上で公開している。さらに、同社は映画会社という顔も持っており、自社で運営している映画館で放映するなど、他社にはない強みも生かしている。「単なる『家の説明』では特色を出せないと考え、『Renomama』の売りである『ユーザーとスタッフの親しい関係性』とそれによって実現できたライフスタイルを表現することに重点を置きました」(リノまま営業部長・高原太郎氏)

 第2弾の製作も進んでいる。テーマは「お客様が暮らし始めてからのストーリー」。リフォームを通じて、ユーザーがどんなライフスタイルを手に入れたかを表現する。監督は再び冨永氏が担当。1月に撮影を行い、春に放映する予定だ。

 また、インスタグラムを使った認知活動にも注力。具体的には、1万人クラスのフォロワーを抱えるフォトグラファーをはじめ複数のアーティストにショールームやリフォームOB宅を撮影場所として提供。施工事例として紹介するのではなく、作品の一部として多くのユーザーの目に入るようにしている。

 あからさまな紹介はしないが、タグ付けによって、物件が気になったユーザーは「Renomama」にたどり着けるよう工夫している。1年半前に50人強だった公式アカウントのフォロワー数は、1月14日時点で4680人にまで増加。

 一方で、従来のリスティング広告やバナー広告にかける費用は3分の1以下まで削減した。「インテリアやリノベではなく、写真を軸にすることで、同業他社との競合を避けることができると考えました。また、写真好きな方の感性は映画会社でもある私どもの家づくりにマッチするはず」(高原部長)

 

引用元 https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/16878.php